和リングピローどころの話じゃない

ワタクシ、結婚してかれこれ、17年になります。
しかも、洋物?と結婚したにも関わらず、リングピローと言われてもピンと来ませんでした。

私と夫は、あの結婚式の演出が苦手で、日本でいうところの、婚姻届を出すというような方式で、結婚するつもりでした・・・。

しかし、NZでは、日本のように、紙一枚提出すれば済むというわけにはいかず、祭壇で誓いの言葉を読み、指輪交換、証人サインなど、すべて、通常の結婚式で必要な儀式をやらねばなりませんでした。

私は外国人なのだから、知らなくてもしょうがないとして、夫は、その辺の段取り、なぜ知らない!と、大慌てだったのでした。

その日は、結婚指輪が丁度出来上がった日だったので、たまたま、夫のポケットに入っていて、事無きを得たという始末。

夫のポケットから出てきた、結婚指輪を神父さんが、箱の中の、クッションの上に置き、指輪交換準備完了したのです。

今思えば、あの箱の中のクッションがリングピローだったわけだ・・・。

何という存在感のない私の人生のリングピロー。
和リングピローどころか、ただの箱の中のありふれた小さいクッション。
17年たった今、初めて、その存在を意識してもらえた、あのリングピローの哀愁はひとしお。

あの日の私は、花粉症で鼻水ずるずる。
鼻声で誓いの言葉を言わされた私が、日本の婚姻届提出方式が羨ましく思ったのは言うまでもありません。

笑い話が一つ増えてよかったかな。+1 !

関連キーワード

関連ページ

「和リングピロー」って何?
「和リングピロー」を分解すると、「和」、「リング」、「ピロー」。それぞれの意味はよくわかります。平和の「和」は、日本風なものつまり、和風なこと。「リング」は大抵の場合、プロレスを繰り広げる場所ではなく、指輪が想像されます。そして、「ピロー」は枕。総合すると、「日本っぽい指輪の枕」が、「和リングピロー」なんでしょう。ちなみに、リングピローは結婚式の際に使われております。日本って、本当に、凄いなあとい
和リングピロー活用の場
リングピローとは洋物ですが、日本では和式スタイルの神前挙式がありますよね。神前挙式でも、洋物のリング交換をするのが、普通ということです。そこで、登場するのが、和リングピローです。白無垢姿で、角隠しの花嫁さんには、洋物のリングピローはちょっと、不似合いってことで、和リングピローが出てくるわけです。個人的には、神前挙式にリング交換も似合わないとは思うのですが、結婚式には、周囲の人の期待に応える演出も必
和リングピローどころの話じゃない
ワタクシ、結婚してかれこれ、17年になります。しかも、洋物?と結婚したにも関わらず、リングピローと言われてもピンと来ませんでした。私と夫は、あの結婚式の演出が苦手で、日本でいうところの、婚姻届を出すというような方式で、結婚するつもりでした・・・。しかし、NZでは、日本のように、紙一枚提出すれば済むというわけにはいかず、祭壇で誓いの言葉を読み、指輪交換、証人サインなど、すべて、通常の結婚式で必要な儀